Teisco Echo Box
これもオークションで入手した古いアンプ、もちろん真空管式。おそらく
AceTone Elite
より古いはず、昭和35年頃の製品と思われる。エリートはフェンダーの影響を受けているようですでに現在のギターアンプの体裁を整えているのに対しエコーボックスはボリュームがひとつあるのみ、他にはエコーのスイッチがあるだけ、しかしそのデザインは洗練されていて気品さえ漂う。
部品の少なさに驚き!
電源の整流も真空管で行っている。回路も教科書に載っているようなきわめて簡単なもの、しかしながら、音が出ません。
電源以外のコンデンサもたった5本のみ、すべて交換しました。でもまだ音は出ません。終段のシングルの入力までは信号はあって、なおかつスピーカーは生きているので、終段の真空管が死んでいるのでしょう。探しに行ってきますか?
いろいろ調べてみたら、やられていたのはこれ・・・出力トランス。1次側がオープンしてました。それで部品を探しに秋葉原のトランス屋さんへ行ったのですが、希望する物はありませんでした。取り合えず使えそうな物ということで、スピーカー用のマッチングトランスを使ってみました。大きさが一回り違いますね?
前の所有者が修理しようとしていろいろいじったらしく、エコー回路がめちゃくちゃになっていました。とは言えエコーに関してはスイッチがひとつあるのみ。しかもスプリングエコーのドライバーのインピーダンスが8Ω・・・スピーカーの出力にパラって16オームの抵抗を直列に入れてレベルを調整。エコー出力に100kΩを通して入力に放り込むというかなりアバウトな物になりました。オリジナルの回路がないのでなんともいえないけどそれなりにいい音出してます。
その後リバーブが単独でハウリングをすることが判明したためにドライバーに直列に入れる抵抗を50Ωまで大きくした。
ECHO−BOXにNIPPON ONPA KOUGYOUというメイカー名が入っているので、1956〜1964製造って事になりますね?
まじ古いっす!
1956年 社名を日本音波工業株式会社に変更。この頃アメリカではロカビリーやロックンロールが大流行。
1958年 電気ピックギターEP-61、また国産初の電子オルガン「スーパーエレガン」を発売。
1961年 楽器製作専門の「テスコ弦楽器株式会社」が設立。この年には多くの新製品が発売された。
1964年 TRG-1、TG-64など、斬新なモデルを発表。日本音波は社名を「テスコ株式会社」に改める。
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